ちゃる記(^^)

ちゃる記

久々に実家に帰って考えた父のこと。夫婦よりmarried coupleがいい。

夫婦よりmarried coupleがいい

 

こんにちは。ちゃる(@chalu_ki)です。

私、小さい頃から父があまり好きではありませんでした。いきなりw

酒飲みで、毎日家に帰ってくるのは朝方。そのまま昼まで家で寝て、昼過ぎにようやく仕事に行く。そんな、だらけた生活を送る父が嫌いだったんです。

私が少し大きくなってからは、父が毎月の飲み代に膨大な金額を費やしていること、終電を逃した時のタクシー代にも半端ない金額を費やしていることを知り、余計嫌いになりました。

私をここまで大きくしてくれたのは、母。

確かに、金銭的なことを考えたら父がいなかったら、ピアノもスイミングも歌もダンスもお芝居も、何にも習えなかったに違いない。塾にも行けなかっただろうし、ましてや海外の高校と大学に行くなんて絶対にできなかった。

でも私を育ててくれたのは、母。

ずっとそう思っていました。

 

でも、今久々に実家に帰ってきていて、ぽけーっと父と母を見てたら思いました。

もしかしたら父が家に帰ってこなかったのにも、それなりの理由があったのかもしれない。父が家に帰りたくなくなるような理由があったのかもしれない。

って。

 

お家ってお母さんのテイストでレイアウトされたり、整えられたりすると思うんですよ。お母さんが専業主婦の場合は特に。もちろん専業主婦にとっては、お家が仕事場であり、1日の大半の時間をそこで過ごす訳ですから、必然的にそうなりますよね。

うちの母は、とても綺麗好きなこともあって、家にはごちゃごちゃしたものもなくレイアウトも割と小綺麗にまとめられています。

 

でもこれって、父の目にはどう映っていたのだろう

自分が一番落ち着く場所、心休まる場所に見えたのかなって。

なんかこの家が、父には他人の家のように映っていたような感じがするんです。

それは多分、家の仕様とかレイアウトとかの問題だけではなくて、父と母の関係性のせいだとは思うんですが、でもこの家に父の存在を感じるものが何一つないんです。どの部屋も母色に染まっているんですね。それってやっぱ父にとってはすごく寂しいしと思うんですよね。

 

それで、ふと思ったんです。夫婦って何だろう。

 

 

1人の人間と1人の人間が出会い、恋に落ち、結婚する。これが一般的に言われる夫婦になるまでの過程です。 

うーん。よく分かりません。結婚したその瞬間夫婦になれるんですかね。そもそも夫婦って何なんですかね。

英語では、日本語で言う夫婦のことをmarried coupleと言います。つまり、結婚したカップルと言うんです。日本みたいに、夫と妻とは言わないんですね。あくまでカップル。

完全に私の価値観ですが、カップルって言葉の方が、まだ「この関係を維持しなきゃ」ていうお互いの努力の必要性が感じられます。付き合いたての初々しいカップルのようなイメージです。

でも、夫婦っていうと既にゴールインしているみたいな印象を受けます。そこで完結していて、あとは、良くも悪くも空気のような存在になっていく。そんなイメージです。まぁ、それを「共に年を重ねていく」と捉えると美しいのでしょうけど、私はmarried coupleが好きだなーとぼんやり思っています。

確かに、ずーっと一緒にいたら、付き合い当初のようなワクワクとかドキドキは絶対なくなるし、、、それは必然だと思うんです。でもそれと、努力しなくていいってことはイコールではない気がします。

どんなに好きでも、どんなに愛していても、他人です。

時にはもがいて、喧嘩して、、、ってお互いが分かりあおうって努力していかないと、空気になっちゃうんだと思います。必要だけど、気にもかけない存在になってしまう。

やっぱそれじゃあ寂しいです。だから、もがいて悩むのは辛いし、喧嘩はもちろん嫌いだけど、そうやって相手のことを知ろう、理解しようと思うことは大切なんじゃないかなと私は思っています。ぶつからなくなった時は、興味が失くなった時なのかなって。

 

私の両親はその点、お互いがお互いの空気になったんだと思います。それが良いとか悪いとか今の私には分かりませんが、少なくとも私はそうなりたくない。だって寂しいもん。私は目指すなら夫婦ではなくmarried coupleがいいなー

と久々の帰郷で感じたのです。

 

というわけで、、、自分の考えていることを思うがままに書いてしまいました。

まだまだお子ちゃまの私には、分からない事も理解できていない事もたくさんあるんだと思います。だから、「何わけわかんないこと言ってんだこの人」って思う人がいても当然だし、いつかこの記事を見直した時に、私自身も「なに言ってるんだこいつ」って思うかもしれません。

 

でも、それはそれでいいです。それよりも、今、こんな風に父のことを考えられたことの方が大切だと思うんです。

パパ、ありがとう。

 

じゃあねん。